強がり
「うつ病だけど、学校来ること諦めたくないんだ」と笑う きっとうまく笑えてない
なんて言ったらいいかわからなかったよね
ごめんね困らせちゃって やさしいねみんな ありがとうね
一方で、今日がもしかしたら最後の登校かなと思っている自分もいる。自分がもうボロボロなことはとうの昔に知っている。どこまでやれるかわからない もう限界?いやまだいけるよ あとすこし。
なんのために ここにいるのか分からない
また潰れてしまうと思うから、今日ここにいても、意味ないと思う。
休まず行くなんてできないし、さらに3年間通うなんて。こんなに震える手で、勉強なんてできないし、テストなんて受からない。
胃が痛い頭が痛いなにも耳に入らない今すぐ消えていなくなりたい
でももしかしたら、全部頑張れるかもしれないじゃん 頓服を飲む
私はずっと私と戦っている
負けたら許さないよ と私が言う
充電
残り1%は意外と長く持つから厄介だよね
"あの子の決意"
目に入った瞬間
「わたしの絵だ」と思った
さっきまで気にしていた教室のざわざわが遠くへ行き 思わずじっと見入ってしまう
先生は
私のことなんか忘れているのかもしれない
だけど、間違いなく
この絵に描かれているのは私だった
歩いてきた道を燃やしながら
青空に向かってわたしは歩いている
雲を抜けたらなにがあるかわからない
緑はきっと、わくわくの色。
先がわからない不安の中には、まだ見ぬ未来へのわくわくが隠れている。
ひとつの小さい小さい命は、なにかを変えることはできないかもしれないけれど、小さいまま、迷いながら、進んでいく
たどり着く場所がなくたっていい
ふんにゃりした私
何者なのかは どうか決めないで。
ふんにゃりしたまま
雲の中へ 勇ましく飛び込んでいく
そんな絵だと 思った。
そうだった
私はなんとなく流されてきたわけではない
自分の足でここまできたのだ と。
えらさの単位
ねえ、わたしってどれくらいえらい?
「小さい象3匹分くらいかなあ」